オンボロと最新

ogojoneの新たな職場である研究所は明治開業、研究棟は昭和初期に建てられたもので、補修補修を重ねていよいよ限界か!?というなかなか危険な歴史ある建物です。
連休明けの回覧通知…「去年に引き続きネズミの気配があります。試薬、サンプル等は出来るだけ安全な場所に保管してください。」
う〜〜ん。あちこちにゴキブリホイホイやホウ酸ダンゴの類が配置されているのである程度の覚悟はしていましたが、ネズミも出ますか〜(苦笑)
先輩に聞いてみたところ、去年業者に駆除をしてもらったが「(配管が複雑で)完全にシャットアウトはできないので、一年しか保障できない。」ということだったと。
食われてもらっては困るサンプルを密閉コンテナに片付けながら、”小学校:ogojoneが転校後、新校舎に引越し、出身大学:ogojoneが学位取得後、新校舎完成、カナダポスドク先:ogojoneが帰国後、新校舎に引越し”のパターンを思い返し、近々移転計画のある本研究所と自分の将来を考えるogojone。


一方、オンボロ研究室で新人ogojone(笑)を迎えてくれたのは、四月に設置されたばかりの最新分析機器LC-MS/MS
3日間の使用説明会を終えて、試運転を兼ねて一番に使い始めたogojone。最新機器に浮かれて魔が差したのか、アレコレ開けて見たのが運の尽き。

漏れてる!!!!????(わかりにくい写真で申し訳ない。)
新しい機器に初期不良は付き物だけど…設計自体が新しくて、既に二度修理に来てもらったのに直らず。途方に暮れるogojoneと怒る上司。
カナダ時代「新車よりも10万キロ乗った車の方が安心」なんていうジンクス(?)があったけど、確かに「古すぎず新しすぎず、こなれたくらいが一番かも」と思い知ったogojoneでした。