過保護と虐待

見知らぬ土地での新生活。
とはいえ日本語文化圏である以上、そうそう困ることはないだろうと高を括っていたogojone、早速憤慨
「なんで勝手にガスコンロの火が消えるんじゃ〜!!??」
初期不良かと思って大騒ぎした後、法律で決められた仕様だとわかって腹が立ちました。
「人間はミスを犯す生き物だから」という考え方は理解できますが、これって過保護過ぎない?刃物も火も、危険性を承知した上で注意して使うものだと思うのですが…


場面変わって、ある日のスーパー。
10歳前後の小学生に「あ〜ら、XXちゃん偉いのね!今日も一人でお買い物に来たの?」と声をかけるご婦人。
ogojone目が点。カナダでは虐待です!!!通報されます!!!!
”子どもを一人、もしくは子どもたちだけで行動させる”ことは、親の観察保護責任放棄と見なされ、処罰の対象になります。
だから当然、学校への送り迎えはスクールバス、留守番はベビーシッターと一緒、買い物は保護者と一緒。「いつも大人と一緒にいようね」というスタンス。
「一人でできて偉いわね〜」と自信と達成感を与え、子どもの独り立ちを奨励する日本とは正反対。
どちらが良いとは言えないけれど、親に十分甘えられない日本の子どもは寂しくないのかな?


子どもには厳しく、自立して責任を持つように。大人には甘く、うっかりしても事故が起きないように。
「日本て変な国だな」
帰国したてのogojoneの感想でした。