初雪、大雪、滴水成氷

月曜日の昼過ぎ、新幹線を降りると外は大雪でした。

「今朝の天気予報では積雪の可能性は低いって言ってたのに〜〜〜!!!」と、ヒールの靴でスーツケースを引き、折り畳み傘を差して歩き出すも…無理
突風で傘は折れるし、スーツケースは雪で動かないので持ち上げなきゃいけないし、普段10分の道を30分以上かけて半べそかきながら帰宅しました。
これだけ降ったらカナダでは「外出禁止令」が出ます。
なのに、お店は開いててバスもタクシーも走っている。おかしいぞ!!日本!!
こんなのはサービスじゃなくて無謀と呼ぶのです!!
とはいえ、今回は天気予報が外れて備えが無かった人も多かったはず。うっかり車で外出して、雪で立ち往生しても仕方ない面はあったでしょう。
驚愕したのは翌日以降。
1. 除雪車は来ない。
  カナダでは数時間ごとに路上を整備してくれましたが、年に数回の積雪だと除雪車を持たない自治体が多いのね…
2. 水撒き融雪!?
  通勤途中のお宅の前で、ホースで水を撒いて雪を解かしている方がおられました。数分後には路面凍結。
  敢えてアイスバーンを作るなんて、どんな罰ゲーム!?このお宅の前には車と人両方の渋滞が起きていました。
3. スリップしたくない車。
  気持ちは分からなくもないけれど、一時停止を無視したり、坂道をスピード上げて登ったり。いつ歩道に突っ込んで来るかと、歩行者は戦々恐々としながら歩かざるを得ませんでした。事故が無くて本当に良かった。
4. 自分さえ良ければ…
  自宅の駐車場に積もった雪を路上に捨てて山を作っていた方。完全に通行妨害です。カナダでも、お隣同士で雪の応酬合戦はあったけど…


自戒も含めて。
積雪の可能性は低いと言うけれど、雪が降ったら…?
寒くて面倒くさいけど、雪かきをしなかったら…?
滑りやすい路上でスピードを出したら…?
ここに雪の山ができたら…?
少し考えればわかったはず。
思いやり以前に、日本人の想像力低下を目のあたりにして、身も心も冷え切ってしまった一週間でした。