エコカー

帰国後は車も電車も自転車も使わず、毎日自分の足で歩いているogojoneですが、留学中の車ネタをひとつ。
ボスが車を買い換えた時の会話。
ボス「燃費が良くてエコな車にしようと思って、プリウスとフォルクスワーゲンとで迷ったんだ。」
ogojone「何故日本車を選んでくれなかったの!?」
ボス「プリウスはとても良い車だけど静かすぎる。フォルクスワーゲンの方が“走っている”感じがするからね。このエンジン音と振動。わかるだろう?やっぱりディーゼル車は良い走りをするよ。」
…父親世代のボスから「走り」重視の男らしい意見が返ってきたことよりもogojoneを驚かせたのは、ディーゼル車が低公害であるという事実!!
だって、ディーゼル車なんて黒い排ガスまき散らす環境汚染の根源でバスやトラック等商用車しか残っていないと思っていましたから!!
ボスの話によると、エンジンや燃料を改良されたクリーンディーゼル車はヨーロッパで広く普及しており、ガソリン車よりも排ガスは少なく燃費も良いのだとか。
北米ではまだ給油可能なガソリンスタンドが少ないのが難点だと語るボスの口調からは、走りだけでなく所有欲も満たしてくれる車のようだと感じられました(苦笑)
その後も、エコカーと言えば日本車が優れていると信じ続けてきたogojoneでしたが…
本日の買い物帰り、後方から突然「ぬっ」と現れたプリウスに飛び上がる程驚かされて、少し考えが変わりました。
「車は、車らしい音がした方が良い。」
数年前に「静かすぎるハイブリッドカーに警告音やメロディーを搭載する」という議論があったと記憶しているのですが、結局、法制化には至っていなかったんですね。
格好悪い音がしては所有欲が激減してしまうのでしょうが、走りも燃費も環境への優しさも、安全には代えられない。
日本でも増えつつある欧州勢のクリーンディーゼル車に負けないように、日本企業に改めて考えて欲しいと感じた秋の午後でした。